「本屋」の現在と未来を語る一夜

地下室のトークショー その3を見学。
http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/2007/03/3_b965.html

直前に到着するも、定員80名は、ほぼ満席。聴衆は、老若男女バランスよく。おそらく7割か8割は業界関係者。当然だが、一般のかた向けに、イチから話す部分や「ゆるめ」の話もあったりでちょっと物足りなさも。ただテーマをよくよく確認すると、「本屋」となっていて、「書店」ではなかった。どちらでもよいのだが、「本屋」と表現するところに、主催者の中小書店へのオマージュ的な意味合いもあったりするのだろう。

一書店員が、特定の作家のmixiのコミュニティでリコメンドしたり、製作物を配付したり、データを頒布したりと、草の根的な活動が密かに行われているとのこと。そういった活動に専心・感心するのにとどまらず、出版社や取次といった外野を巻き込んでいったほうが、より大きな広がりをもてるのではなかろうか。どっかで「オカネ」と結びつけておかないと、続くものも続かない。そんなことを仕事で提案するも、なかなかどうして。どうして?

業界自体でブックオフを敵視するムードがずーっと続いているように感じ、昨日もそんな話が出たのだが、笈入店長はいたってクール。往来堂という、立地柄、店柄に拠る部分も大きいかもしれないが、そろそろ彼らと一緒にできることや、学べることを語ってもいい段階なのでは、とも。
ブックオフ業績予想
http://www.bookoff.co.jp/ir/yosou.html
お騒がせしてますが、連結売上金額は、CCC・紀伊國屋丸善文教堂有隣堂につづく6位。